すっかりと、滞りましたブログですが、本日無事に初日をあけました。
朝ギリギリまでの調整が続きましたが、百戦錬磨の技術スタッフの
みなさんに、きっちり仕上げていただきました!
感謝、感謝の連続であります。
「パサージュ3」は
演劇と展示空間を揺れ動く奇妙な演劇となっております!
舞台上で自由に動いていただいてご覧いただく趣向です。
どんな内容かは、来て実際に確かめてください!
毎回、アフタートークを予定しております。
土曜日はチケットまだあります。日曜は残りわずかです。
みなさまのご来場心よりお待ち申し上げます!
11月22日(金)19時 西堂行人氏(演劇評論家・近畿大学文芸学部教授)
11月23日(土・祝)13時 木村絵理子氏(横浜美術館主任学芸員/ヨコハマトリエンナーレ2014キュレーター)
11月23日(土・祝)16時 太田宏氏(青年団俳優)
11月23日(土.祝)19時 柾木博行氏(演劇評論家・シアターアーツ編集長)
11月24日(日)14時 仲正昌樹氏(金沢大学法学類教授)
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「パサージュ3」舞台美術の一部公開!
「パサージュ3」の舞台美術の一部をご紹介いたします!
大きなスクリーン幕をつっています。これは映像スクリーン幕です。
真ん中に穴があいていまして、そこから、ある「物」が
おりてくる想定です。おりてくるのは、「物」だけでなく
このスクリーン幕もおりてきます。
降りてきたスクリーン幕の穴からヒョイとでると、まるで水のなかにいる
人のようです。
これは舞台美術の一部です。どれくらい一部かといいますと、
他に8つの要素が想定されていますので、1/9です。
舞台美術としては、他に2つのプランが存在しています。
それはまた今度ご紹介します。
何をいっているのか、わかりにくいと思いますので、説明します。
舞台美術プランは通常いくつかでてくる中で、最終は一つにしぼられ、あとのものは忘れられます。
今回の一つのテーマは「忘れられた物」が語るということです。
なので、本来破棄されるべき美術プランも、すべて表現します。
勿論、スペースに限りがありますので、ある部分や、テキスト、映像を用いて、
表現します。このことは、美術にかぎらず、その他の要素も同様に扱われます。
結局、舞台にあらわれてきますのは、忘れられた或いはあるべき舞台の一部たちが、陳列、展示されることになります。その展示空間の中で、それらの「物」を鑑賞いただきながら、その「物」たちが演劇を試みようとします。
それでも、わかりにくいと思いますので、また、写真をふくめてご紹介していきます!
「パサージュ3」について
もう11月に入りました。わたくしは目下「パサージュ3」創作中です。この演劇は、俳優がでません!ええ!どうやってやるの!
このブログを読んでくださってる有り難い方は、きっとそうお思いでしょう。僕もそう思ってましたよ。実際。活字だけで考えていくタイプなので、途中で自分で自分が何をいっているのかわからなくなります。
ええ、ほんとに。でも多分大丈夫です。多分というのは、ですね、
俳優がでませんから、稽古という概念が成立しません!
じゃあ、どうするのってことなんですが、今、シコシコと、
美術と映像を作っています。音声もぼちぼち作り始めています。
それをですね、劇場と同じサイズで再現してみて、シュミレーションするっていうのが、今回の稽古でしょうか。
5日にとりあえず、舞台を組んでみるつもりです。そこで、ともかく
色々わかってくるはずです。
お客さんはその舞台にあがって見て頂く趣向です。
何か、特別することはありません。「立つ」か或いは「しゃがむ」です。
もっというと、立つ、しゃがむ、立つ(自由)です。
このシンプルな3つの動作で、ベンヤミンの哲学を語ってやろうという、大胆不敵な試みです。
こんな舞台って、紹介したいのですけど、一応裏をとってから、ご紹介いたします。5日以降に、情報をお出しします。
よろしくお願いいたします〜。
okage演劇「阿久根弥五郎の世界」について
9月21(土)22日(日)にokage演劇「阿久根弥五郎の世界」を上演します。okageは、俳優岡嶋秀昭さんが、立ち上げた岡嶋さんの一人芝居を上演していく為の岡嶋さんのあらたな創作の場です。光栄にもその第1回に、ゲスト演出家として僕はお招き頂きました。
あらすじはこんなかんじ。
45歳フリーター、母親と二人暮らし。さえない男、阿久根弥五郎。
彼は誰にも聞かしたことのないウクレレのオリジナルソングが35曲ある。
今36曲目ができた。はたして彼はこの歌を誰かに聴かせるのか?
一体なんの為に、一人で小声で歌をうたっているのか?
母親と二人暮らしのさえない中年が、ひとりでこそこそ歌を作っているんです。なんでそんなことをしているかは、内緒ですが、まあ、とにかく滑稽で、悲しみがにじむお話です。上演時間は1時間あるかないかくらいを予定しています。勿論お芝居ですが、演技としてかなりのオリジンルソングを歌う構成になっています。地味だけど、思い切った内容です。それを実現する岡嶋さんの歌唱ウクレレ演奏というよりは演技が、当然最大の見所です。試みとしても、今までの岡嶋さんの演技にはなかった要素でしょうから、是非ともご覧頂きたい次第です。
本日15日まで壁の花団「ザサン」に出演されているわけですから、かなりのハードスケジュールですが、内容は保証いたします。
(ザサンやっぱり面白かったですね)
これまでは、昼間にokageの稽古をして、夕方からザサンの稽古にいくというダブルヘッダーな日々を岡嶋さんは過ごしていました。
直前1週間で、「阿久根弥五郎」一本でばっちり仕上げていきます。
と、いうわけで何度もいいますが是非見に来てほしいです。
21日は19時だけですが22日は11時14時17時の3ステあります。
日曜は朝11時からあるのです。
しかもチケット1500円というなんとも慎ましい価格です。
若手劇団より1000円ほど安いです。
どこかで、時間を作って来て頂けませんでしょうか。いや、もうほんとに見て頂きたい。どうしてもご覧に頂けない方は、「阿久根弥五郎」見に行ったらと、お友達にご家族にお声がけください。ツイッターで、つぶやきますので、リツイートお願いします。
ご来場お待ちしております!
ウェブサイト www.okage2013.com
メール予約 okage2013@yahoo.co.jp
アトリエ劇研、次期ディレクターに選出いただきました。
今月8月13日、アトリエ劇研次期ディレクターを選出する公開プレゼンテーションが実施されました。
公開プレゼンとNPO会員による投票の結果、次期ディレクターに私が選出されました。
ディレクターへの就任は来年2014年9月です。任期は1期が3年、再任されると計6年間となります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
以下、劇研のサイトにも掲載いただきましたご挨拶を転載させて頂きます。
http://stage.gekken.net/?eid=1071088
アトリエ劇研は、1984年「アートスペース無門館」としてオープンして以来、その歴史の中で既に多くの実りある豊かな舞台芸術活動の拠点として運営されて参りました。舞台芸術振興を目的とした事業の骨格は以下のものです。
1.人材育成
2.芸術家の支援
3.国際交流
4.文化芸術による地域のまちづくり
これらの諸事業は、現ディレクターの田辺剛氏を中心にアトリエ劇研演劇祭、フランチャイズカンパニー制度などを通じて実績をあげています。また、協力公演や提携公演のフレームをつくり、若手中堅劇団に対する恒常的な支援も行っています。事業を確実に実現する技術スタッフ・制作スタッフが既にそろっているという人材の豊かさは、関西の小劇場においてはトップクラスであろうと考えます。
私は、これまでの意志を引き継ぎ、「協働」という言葉をコンセプトに、演劇人のみならずより多くの市民の方に、あるいは、他分野で活動される方にも間口を広げ、様々な知見が集まり発信されていく仕組みを漸次拡充させていきたいと考えています。
具体的には、他地域の劇場との交換プログラム、批評空間の充実、こども向けダンスクラスの新設、レジデンス制作可能な環境整備、劇場運営及び現代舞台芸術に関する定期的な勉強会などの既存・新規の事業に取り組んで参ります。究極的には、アトリエ劇研から、国際的な舞台へダイレクトに繋がる仕組みを構築していく所存です。どこまで実現できるかは、まだまだわかりません。まずは広く対話を重ねさせて頂き見識を広げて参ります。あらゆる機会に、意見の交換をさせて頂きたい。引いては私どもの理念の実現に向けてパートナーとなって頂ける方と共に、協働して着実に事業を発展させていきたいと願っております。2010年代の京都及び関西の演劇界がより一層、豊かなものとなりますよう、微力ながら力を尽くして参ります。是非とも多くの方のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
2013年8月
あごうさとし