アトリエ劇研、次期ディレクターに選出いただきました。

今月8月13日、アトリエ劇研次期ディレクターを選出する公開プレゼンテーションが実施されました。
公開プレゼンとNPO会員による投票の結果、次期ディレクターに私が選出されました。
ディレクターへの就任は来年2014年9月です。任期は1期が3年、再任されると計6年間となります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

以下、劇研のサイトにも掲載いただきましたご挨拶を転載させて頂きます。

http://stage.gekken.net/?eid=1071088

アトリエ劇研は、1984年「アートスペース無門館」としてオープンして以来、その歴史の中で既に多くの実りある豊かな舞台芸術活動の拠点として運営されて参りました。舞台芸術振興を目的とした事業の骨格は以下のものです。
1.人材育成
2.芸術家の支援
3.国際交流
4.文化芸術による地域のまちづくり
これらの諸事業は、現ディレクターの田辺剛氏を中心にアトリエ劇研演劇祭、フランチャイズカンパニー制度などを通じて実績をあげています。また、協力公演や提携公演のフレームをつくり、若手中堅劇団に対する恒常的な支援も行っています。事業を確実に実現する技術スタッフ・制作スタッフが既にそろっているという人材の豊かさは、関西の小劇場においてはトップクラスであろうと考えます。
私は、これまでの意志を引き継ぎ、「協働」という言葉をコンセプトに、演劇人のみならずより多くの市民の方に、あるいは、他分野で活動される方にも間口を広げ、様々な知見が集まり発信されていく仕組みを漸次拡充させていきたいと考えています。
具体的には、他地域の劇場との交換プログラム、批評空間の充実、こども向けダンスクラスの新設、レジデンス制作可能な環境整備、劇場運営及び現代舞台芸術に関する定期的な勉強会などの既存・新規の事業に取り組んで参ります。究極的には、アトリエ劇研から、国際的な舞台へダイレクトに繋がる仕組みを構築していく所存です。どこまで実現できるかは、まだまだわかりません。まずは広く対話を重ねさせて頂き見識を広げて参ります。あらゆる機会に、意見の交換をさせて頂きたい。引いては私どもの理念の実現に向けてパートナーとなって頂ける方と共に、協働して着実に事業を発展させていきたいと願っております。2010年代の京都及び関西の演劇界がより一層、豊かなものとなりますよう、微力ながら力を尽くして参ります。是非とも多くの方のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

2013年8月
あごうさとし