「パサージュ3」の舞台美術の一部をご紹介いたします!
大きなスクリーン幕をつっています。これは映像スクリーン幕です。
真ん中に穴があいていまして、そこから、ある「物」が
おりてくる想定です。おりてくるのは、「物」だけでなく
このスクリーン幕もおりてきます。
降りてきたスクリーン幕の穴からヒョイとでると、まるで水のなかにいる
人のようです。
これは舞台美術の一部です。どれくらい一部かといいますと、
他に8つの要素が想定されていますので、1/9です。
舞台美術としては、他に2つのプランが存在しています。
それはまた今度ご紹介します。
何をいっているのか、わかりにくいと思いますので、説明します。
舞台美術プランは通常いくつかでてくる中で、最終は一つにしぼられ、あとのものは忘れられます。
今回の一つのテーマは「忘れられた物」が語るということです。
なので、本来破棄されるべき美術プランも、すべて表現します。
勿論、スペースに限りがありますので、ある部分や、テキスト、映像を用いて、
表現します。このことは、美術にかぎらず、その他の要素も同様に扱われます。
結局、舞台にあらわれてきますのは、忘れられた或いはあるべき舞台の一部たちが、陳列、展示されることになります。その展示空間の中で、それらの「物」を鑑賞いただきながら、その「物」たちが演劇を試みようとします。
それでも、わかりにくいと思いますので、また、写真をふくめてご紹介していきます!