パサージュ2いよいよ今週末!

2ヶ月連続の新作は、やっぱしんどいですね!
パサージュ1から1ヶ月もたたぬうちに、いよいよ本番です。
台本は昨日最終があがりました!明日は仕込みっす!撮影は今日明け方おわりました!録音は今からです。台詞まだ全部覚えてません!すんません!パサージュ1の残務処理まだ終わってません!すんません!パサージュ2の宣伝、全然してません!すません!というわけで、さっき宣伝文かきましたので、ブログにコピペします!写真がいいのがないので、パサージュ1の公演写真をはりつけます。

パサージュⅡ・・・音声以前の「声」を確認するための、劇場以前の「劇場」

「はじめに声がある。あらゆる存在に先行して、声はある」
これはパサージュⅠの冒頭のセリフなんですが、ベンヤミンの言葉ではありません。劇団に所属していた頃から考えていることでして、今回はこの「声」について、ベンヤミンのテクストの中で考察しようという試みです。
舞台は、現代美術作家のやなぎみわさんが考案した、プラットフォームが既に会場となるアートエリアB1に展示されています。この展示物の上で、演技をするのですから、客席も用意されていますが、今回は使用しません。皆さんも舞台にのっかってご自由にご覧ください。なにせ、展示物なのですから、私も私の作品も展示にしてしまおうという試みでもあります。でも展示物ですから、お手は触れないようお願いいたします。セリフ、忘れてしまうかも知れません。
これはまた、パサージュⅢへの布石でもあります。俳優のアウラの複製は可能だと、「パサージュⅠ」で確信しましたので、次のステップにいこうというわけです。
演劇の複製化を思考する、アウラと声の物語です。

あらすじ
1940年ナチスの軍靴は、いよいよ亡命先のパリにも、及ぼうとしていた。
「次の日が、次の時間が何をもたらすか、まったく不確定であること。このことが、数週間前から僕の生活を支配している。」
パリをはなれようとプラットフォームで電車を待つベンヤミン。おりなす、回想と声。そこで彼は、衝撃的なアウラに出会う。

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2012年 12月 09日