すっかりブログが止まってしまった!
いかん、いかん。今週23日(金)から25日(日)
いよいよ「パサージュ1」の本番です!
木曜から仕込みですが、今日は画角の確認に、
会場となるカフェモンタージュにお邪魔しました。
しかし演劇というのは、稽古が重要ですね。
稽古といっても、今回の取り組みは少々勝手が違って、
映像との関わりが多くありますから、僕としても
まだまだ慣れぬところが多々あります。
機械相手の取り組みという難しさがあります。
生身の身体ではない難しさです。
で、重要というのは、この土壇場で演出変更を
決めたからです。ま、普通の芝居でしたら、
大なり小なりギリギリまでそういうことはあるのですが、
なにせ機械相手ですから、そうは身が軽くないところがあります。
というわけで、私はこれから機械な作業に入ります。
映像の三谷さんにもかなりの負担をかけることになります。
ほんと申し訳ないな〜と心の奥底から思っています。
あ、勿論といいますか、生のアナログな稽古も積まなければ
いけないのですが。ともかく、この当たりの切り替えが難しい。
話は変わりますが、最近寒い。僕は寒さにはめっぽう弱い。
ベンヤミンは、パリの安宿で一応暖房はあったそうですが、
それでも寒く、日の半分は布団に潜り込んでひきこもっていたそうです。
ひきこもりといっても、当世のようなものではありません。
それは、亡命による貧困と明日をもしれぬ不気味な政治情勢という最悪の環境が
あるせいです。それでも、否、それゆえにベンヤミンの神経は、パサージュ論に
むかっていくわけです。切迫感がうむ、文体のスピードということでしょうか。
突き刺さってくるもの感じずにはおれません。
この最悪のなかで、それでもパリという都市を楽しもうとしたともいえます。
ベンヤミンのこと、作品のこと、それと今回各回にお越しいただく
トークのゲストの方のことなど、いろいろ書きたいことが山とありますが、
、作業に戻らねばなりません。
明日、また書きます。
2012年 11月 20日