純粋言語を巡る物語ーバベルの塔
作・演出・出演 あごうさとし
【京都公演】
2014年5月30日(金)ー6月1日(日) 会場:京都芸術センター
【東京公演】
2014年9月26日(金)ー9月28日(日) 会場:森下スタジオ (Cスタジオ)


「全地は一つことば、一つの用語であった。神は下って彼らの言葉を乱し、誰も互いの言葉がわからないようにした。
こうして神は、彼らを全地へ散らし、町を建設することをやめさせた。」(創世記第11 章より)

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塔とその周辺に建てられたであろう町の建設プロジェクトは、中途に終わった様子ですが、一方で異なった言葉をもった人々は全世界へ
広がっていきました。バベルとは、世界を広げるための言語と物語の起爆装置であり、生産工場でもあったと考えられます。バベルを
廃墟と見るならそこには無数の言語と物語の痕跡が再現されなければなりません。痕跡とは、身体、声、記憶などを通じて表される
あらゆる階層の言語のことです。劇場に集まった、互いに共通の言語を持たない観客が、劇場の中で、個々にのみ成立する
コミュニケーションと痕跡を残して、また世界へ広がっていく。例えばそんなバベル(劇場)を建設してみようと考えています。


2014年 京都芸術センター

 

ースタッフー
【京都公演】
作・演出・出演 あごうさとし|ドラマトゥルク 仲正昌樹(金沢大学法学類教授)
舞台監督 大田和司 |美術設計 しまだひであき|照明 池辺茜|音響 小早川保隆|映像 三谷正(Pixel Engine LLC.)|特殊メイク 原泰英
宣伝美術 竹内幸生|制作 井上美葉子(ARTCABINET)
主催 あごうさとし|共催 京都芸術センター|助成 セゾン文化財団・芸術文化振興基金|協力 アトリエ劇研


【東京公演】
作・演出 あごうさとし|ドラマトゥルク 仲正昌樹(金沢大学法学類教授)
出演 太田宏(青年団・カムヰヤッセン)・あごうさとし
舞台監督 浜村修司|美術設計 しまだひであき|照明 池辺茜|音響 小早川保隆|特殊メイク・特殊造形 原泰英
宣伝美術 竹内幸生|制作 井上美葉子(ARTCABINET)
主催 あごうさとし|助成 セゾン文化財団・芸術文化振興基金|協力 アトリエ劇研